屋根・外壁塗装
この屋根材の塗装は要注意です(屋根・外壁塗装)
前回お知らせした「モニエル瓦」ですが今回はその屋根材への塗装についてです。この瓦は基盤がセメントなのですが、セメントと表面の色の間に「スラリー層」
という層があります。塗装する前にはこの層を強固にしなくてはせっかく塗装しても数年でその層ごとハガレてしまいます。当社でお勧めするその下塗り材は水谷ペイントのスラリー洋瓦シーラーです。これをたっぷり2回塗りその後に色付きの塗料を更に2回塗って完成です。もちろん高圧洗浄は事前にしっかり行って下さいね。水谷ペイント様のシーラーはこちら→http://www.polyma.co.jp/products/roof/suraly_sheel/index.html
この屋根材は要注意その1 (屋根・外壁塗装)
この屋根材はモニエル瓦と一般に言われている瓦です。セメントに着色した瓦で15年くらい前まで流行っていたと記憶しています。
その後この瓦の発売元は解散し現在では入手が非常に困難なのです。写真の左端の袖瓦(断面はL型をひっくり返した形)が実は長年の間に釘が抜けて落下する
現場の話をよく聞きますが瓦が無いため補修出来ないのが現状です。瓦が落下してご家族のケガやお隣に迷惑をかけてしまう前に早めの対処をお勧めします。
施工方法はこんな感じです。釘では無くパッキン付きのステンレスビスを必ず使用してください。
屋根塗装時の注意点です (屋根・外壁塗装)
近年屋根の塗り替えでは主に屋根材としてコロニアル材(写真の屋根材)が主流です。
この屋根材には必ずタスペーサーという野球のホームベースに似た形の縁切り材を使います。
新築時には屋根材の重なりに少し隙間があるため雨や水が浸入してもそこから排出できるのでOKなのです。
しかし塗装してしまうとその隙間が塗料でふさがれて雨や湿気(結露等)が中に残り屋根の下地を傷めます。
そのために差し込むのがタスペーサーというものです。
昔はそのすきまを皮スキやカッターナイフで無理やり塗料膜を切ったりしていましたがそれにより屋根材が傷ついたり破損したりします。これから塗装をお考えのお客様は必ず見積書で入っているかチェックしてください。